2023/10/21
受験生への保護者の対応方法
こんにちは☀
大阪市住吉区のあびこの駅から徒歩約10分。
阪南高校のお隣にある個別指導塾
大依羅学習塾「彩芽」です🏫
今日は一段と冷えますね。
一気に冬に向かって季節が進んだなぁと感じています。
寒暖差で風邪をひいたりしないように気を付けていきましょうね。
前回は,受験生なのに子どもが勉強しない理由についてお話しました。
理由は人それぞれだと思いますが,
保護者の方にとっては,子どもの将来のためを思うと気が気じゃないですよね。
そこで今回は,保護者の方がどう対応するのが良いのか,
また,何をしてはいけないのかについてお話したいと思います。
心配になって,イライラしてついつい怒ってしまうこともあるかと思いますが,
グッとこらえることが大切だったりもします。
そのあたりについてお話していきますね。
*****親ができるサポート*****
子どもが受験勉強するようになるには,
保護者の方の適切なサポートが欠かせません。
そこで,まずは保護者の方ができるサポートを4つ紹介します。
1.良好な親子関係を保つ
2.志望校を一緒に決める
3.勉強しやすい環境を整える
4.叱りすぎずに見守る
受験は子どもが主体になって考えるものですが,保護者も無関係ではありません。
必要なサポートを適切に与えることで,子どもの学習意欲はより高まります。
以下で詳しくご紹介していきますね。
1.良好な親子関係を保つ
子どもが意欲的に勉強するようになるためには,良好な親子関係も大切です。
勉強を強要したり点数が悪いからと怒ることをなくして,
子どもが反抗心を抱くきっかけを作らないように気を付けましょう。
また,親は子どもにとって最も身近な大人です。
子どもの話を聞く時間を取ったり,
悩みを抱えているなら適切なサポートを行ったりと,
なんでも相談できる環境を用意しましょう。
2.志望校を一緒に決める
高校受験も大学受験も自分で行きたい所を見つけられるのが一番良いですが,
高校・大学の数が多かったり,コースや学科が色々あったりするので,
子どもが自分で行きたい学校を見つけるのが難しい場合もあるかと思います。
そういう場合は,子どもが興味を持っている高校・大学の情報を
ぜひ一緒に集めてみて下さい。
また,見学会や説明会にも参加してみましょう。
実際に高校・大学の雰囲気を見たり,情報を知ることで
志望校が具体的になると,合格へ向けて勉強意欲が上がります。
ただし,ここで気を付けて頂きたいのが,
志望校を決めるときに,親の意見を押し付けるのはNGです。
自分ではなく,親が決めただけで自分は行きたくない。。。
なんてことになると,やる気がそがれて勉強しない可能性が高くなります。
子どもの主体性を尊重して,必要に応じてアドバイスを与える程度にしましょう。
3.勉強しやすい環境を整える
勉強しやすい環境を整えることで,
子どもの勉強机に向かう意識は徐々に上がっていきます。
勉強時にはスマホやゲームを一時的に預かるなど,
できる限り視界に入らなくなる工夫をしましょう。
ただし,無理やり取り上げるのは,逆効果になる可能性があるので
きちんと話し合って子どもが納得した上で,預かるようにしてください。
また,テレビなどの音がない静かな空間を準備することも大切ですし,
一緒に勉強して分からないところを教えるというのも効果的です。
勉強に行き詰まっているようであれば気分転換を手伝ってあげて
メンタル面のサポートもしっかりしてあげて下さいね。
4.叱りすぎずに見守る
これが一番難しいとは思いますが,子どもに対して叱りすぎないことも重要です。
感情的に叱ってしまうと子どもの自尊心が傷ついてしまい,勉強だけでなく,
他のことに対しても挑戦する気持ちが薄れてしまうかもしれません。
全く叱らないというのも難しいかと思いますので,
どうしても叱らないといけない場合は,
要点を抑えて短時間で冷静に叱ることが重要です。
*****勉強がしない子どもへのNG行動*****
自主的に勉強しないため,無理やり勉強させようとしてしまう場合もありますよね。
ここからはその時のNG行動を紹介します。
1.勉強しないことを責める
2.他の子と比較する
3.ご褒美をあげる・ペナルティを与える
4.勉強方法に口出ししすぎる
5.無理やりやらせる,言うことを聞かせようとする
上記の行動はいずれも
子どもが意欲的に勉強するようになるためには効果的ではありません。
なぜNG行動なのかを次から解説するのでぜひ参考にしてみて下さい。
1.勉強しないことを責める
「勉強しなさい!」は,よく口にしてしまうフレーズだと思います。
でも,「やれ」と言われると,やりたくなくなるという経験はありませんか?
自分が子どもの時,「やれ」と言われて嫌だった経験がある人は,
ぜひこれを言うことを我慢して欲しいと思います。
中学生・高校生の思春期ならなおさら反発してしまったりします。
責められることで勉強しようとしていた自分を信じてもらえなかった…,
自分のやり方を信じてもらえなかった…などと感じてしまって,
意固地になって勉強しないケースがあります。
イライラして口に出したくなる気持ちも十分分かりますが,
ここはグッと我慢して,子どもの主体性を意識することが大切です。
家で勉強しない様子が気になるのであれば,
学校の先生や塾の先生に相談して,自分の代わりに叱ってもらったり,
塾に自習に来て勉強するように促してもらうのが良いですよ。
また,怒るのではなく,
「今日は何時から勉強するの?」など,問いかける形で尋ねてみると良いです。
こうすることで,子どもは少しずつ自主性や意思をきちんと認めてもらっている
と感じ,勉強に対して積極的になれる可能性が高まります。
2.他の子と比較する
受験が競争であるとはいえ,
普段から他の子と比較するとやる気を失う可能性があります。
特に子どもが苦手なところ・できていないところを
強調するような比較をすると,劣等感を抱かせるかもしれません。
勉強するように促したいのであれば,他の子と比較するのではなく,
子どもができている点に言及してほめる方が効果的です。
比べるべき相手は他の子ではなく,「過去の自分」です。
過去の自分と比較して,少しでも成長していればひとまずOKです。
結果ではなく,子どもの取り組んだ過程に注目してあげて下さい。
3.ご褒美をあげる・ペナルティを与える
ご褒美やペナルティは,短期的に勉強するようになる可能性があるものの,
長期的に学習を促すための手法としては効果に期待できないでしょう。
勉強する目的がご褒美をもらうことやペナルティを避けることになり,
「志望校合格」という目的を忘れることに繋がりかねませんので,
十分注意してください。
ペナルティは嫌な思いをさせるだけなので,
進んでプラスの感情で勉強するようになるためには絶対にNGだと思いますが,
ただ,普段の勉強においてご褒美をあげるというのは,
やり方次第ではプラスに働く場合もあるのかな,と個人的には思います。
私自身がそうだったのですが,小学校高学年~中学校卒業までは,
学校のテストで良い点数を取るとお小遣いがアップしていました。
というのも,勉強は家事のお手伝いなどの仕事と同じという考え方で
仕事をした成果の報酬として
50点代なら〇〇円,60点代なら〇〇円,…
といった感じで小学生・中学生に見合った金額が設定されていたんです。
高校生になってからは,学校のテストが難しすぎて無理でしたが(笑),
それでも,定期テストなどで良い点数を取るために勉強する習慣が身に付き,
自分で継続して勉強に取り組むということが自然と身についた覚えがあります。
使い方が正しければ問題ないかなと,実体験として思いますので,
注意して対応してみると良いかもしれませんね。
4.勉強方法に口出ししすぎる
必要以上に勉強方法に口出しするのもNG行動の1つです。
子どものためを思って口出ししたくなると思いますが,
勉強に対する自主性を失うという致命的なデメリットがあります。
受験勉強は長期的に取り組むものです。
なので,自主的に勉強する環境を構築しないと,
途中であきらめたり再び勉強しなくなったりする可能性が高いので,
子どもの自立を促すためにも,介入しすぎず,助言程度にしておきましょう。
5.無理やりやらせる,言うことを聞かせようとする
家族のことになるとついつい忘れがちですが,
人から強制されることが苦痛なのは,大人も子どもも同じです。
ましてや嫌いなものならなおさらですよね。
仮に強制されて渋々勉強したとしても,残念ながら成長にはつながりません。
大切なのは自発的に「やらなければならない」と思うようになること。
理想を言えば,子どもが進んで「やりたい」と感じるようになることで,
その「動機付け」が最も重要です。
なので,毎日の様子を見ていると,子どもの為を思って
つい勉強しなさいと言って,無理やりさせたくなることもあるかと思いますが,
そうではなく,
・なぜ勉強をしなくちゃいけないのか,
・自分がこういう経験をしたから,勉強をした方が良いと思っている
・将来どうやってお金を稼いで生きていくつもりなのか
など子どもの将来に対する考えや,保護者の経験談をしっかりと話てみて下さい。
そのうえで,子どもが納得すれば,少しずつでも勉強するようになると思います。
以上,今回は受験勉強をしない子に対して,
保護者がどう対応するのが良いのか,またNG行動は何なのかについて
お話しました。少しでも参考になれば幸いです。
次回は,勉強できなくて悩んでいる受験生自身がどう対応すればよいのかについて
お話しようと思いますので,興味ある方はチェックしてくださいね。
大依羅学習塾「彩芽」では,子どもの学習状況や志望校などに合わせて,
授業や自習でできるまできっちりサポートを行います。
一人ひとりの理解スピードに合わせた個別指導にこだわり,
また進路相談も含めてすべて塾長が対応しております。
もし何か受験や勉強に対してお悩みがあればいつでもお気軽にご相談下さい。
相談については料金などは一切かかりません。
少しでも子どもの将来のサポートをできれば嬉しいです。
2023/10/13
受験勉強しない理由
こんにちは☀
大阪市住吉区のあびこの駅から徒歩約10分。
阪南高校のお隣にある個別指導塾
大依羅学習塾「彩芽」です🏫
10月も間もなく半分…!時間が経つのが本当にはやい。。。
大依羅神社は今日と明日が秋祭りで,色々とお店やイベントがあって
楽しくなりそうな予感です✨
雨だけが本当になぁ…という感じですが,
秋祭来られる人はぜひ雨にも負けず楽しんでくださいね😊
さて,気付けば後5か月もすれば受験生は進学先が決定します。
それなのに受験生にも関わらず,勉強しない!💦っていう子もいますよね。
そこで,今回は受験勉強しない理由についてお話ししようかなと思います。
*****子どもが受験勉強しない理由*****
子どもが勉強しない・勉強しなくなる理由は様々です。
ここでは主な理由として8個紹介いたします。
1.勉強が好きではない
2.勉強のやり方が分からない
3.勉強する環境が悪い
4.受験を真剣にとらえていない
5.志望校が合格圏内
6.プレッシャーに負けている
7.日常生活でトラブルを抱えている
8.目標を見つけられずにいる
原因に応じて適切に対応すれば,
自主的に受験勉強に取り組むようになるかと思います。
どの状況に当てはまるのかを詳しく確認していきましょう。
1.勉強が好きではない
勉強が好きでない場合,学習継続はつらいものがあります。
ただ,「勉強しないといけない」と思っていたりしますので,
まずは勉強への抵抗をなくすことが最優先です。
「好きこそものの上手なれ」と言うように,勉強を好きになって取り組む方が
成績も上がりますし,意欲的に勉強するようになります。
そのための最初の一歩は,「数学の公式を覚えて使えるようになる」
などの小さい目標でOKです。
結果をきちんと出して,やればできるんだ!という勉強への自信を育てましょう。
2.勉強のやり方が分からない
勉強の大切さを理解していても,具体的な方法を理解できていない状況です。
なので,志望校合格に向けて限られた時間内で効率よく勉強するためにも
学習計画表を立てること,正しい勉強方法を身に着けることが必要になります。
お家で対応が難しい場合は,塾などを利用して対策するのもおすすめです。
3.勉強する環境が悪い
勉強スペースの近くで兄弟が騒いでいたり,テレビの音が聞こえるなど,
勉強する環境が悪い時も学習意欲がそがれる子がいます。
本やゲームなどがある環境も,勉強に対する集中力を維持しにくい
場合がありますので,環境を整備することが大切です。
専用の勉強部屋を用意し,集中力を奪うものを全てシャットダウンすると
良いかもしれません。
ただ,静かすぎると逆に集中できないという子もいますので,
その子が勉強に集中できる環境を整えてあげるのが一番良いため,
よく話し合ってみて下さいね。
ちなみに私が中学生・高校生の時は,自分の部屋というものが明確にはなく,
勉強するとなると,居間でみんながテレビを見ている中勉強するか
人の話す声は聞こえるけれど,勉強机がある部屋で勉強するかのどちらかでした。
そんな中で勉強する癖がつくと,集中している時は全く周りの音が聞こえなくなる
という能力が身に着いたりしましたね(笑)
何度呼びかけても反応しないので,私が何かに集中している時は放置する
というのが暗黙のルールみたいになっていました。
自ら進んで意欲的に勉強するようになると,案外環境は関係ないかもしれませんが,
そのきっかけを作るための最初の一歩として,
できる範囲で環境を整えてあげるのは大切かなとは思います。
4.受験を真剣にとらえていない
そもそも受験を真剣にとらえていなければ,
意欲的に勉強することは難しいですよね。
勉強が苦手でないとしても,受験を真剣にとらえていない場合は,
勉強をおろそかにしがちです。
「必死にならなくても合格するだろう」と思っている子なら尚更です。
しかし,実際の受験はそんなに甘くありませんので,
なるべく早い段階で,受験情報を集めたり,
模試を受験して現状を把握してもらう必要があります。
5.志望校が合格圏内
模擬試験の結果が余裕をもって合格圏内に入っている場合も
受験勉強しない理由に該当します。
志望校に合格するのに十分な学力を備えている場合は問題ありませんが,
合格判定は確実な合格を保証してくれるものではないので要注意です。
実際に私自身も大学受験で経験しましたし,
友だちにも絶対大丈夫と言われていたのにいざ結果を見ると不合格
という子もいました。
あくまで,模試の成績を本番の試験で発揮できれば大丈夫だろう
という目安であることを肝に銘じておく必要があります。
現時点で,A判定でもほかの子どもたちが必死に勉強すれば,
受験までに学力を抜かれてしまい,不合格になってしまう可能性も十分あります。
また,偏差値は,簡単に言えば”全体の中の自分の位置を表す数字”です。
全体の中での位置を相対的に表すものなので,
学力そのものを計るスコアではないという点に注意しましょう。
全員が猛勉強していい成績を出す時期であれば,偏差値は伸び悩んだり,
あるいは落ちてしまうことが当然起こります。
模試の結果に対して正しい知識を身につけて,
模試結果に振り回されず,冷静に勉強に取り組むことが大切です。
6.プレッシャーに負けている
合格難易度が高い高校・大学を目指しているといった場合,
強いプレッシャーがかかっているために勉強しなくなることもあります。
勉強することを放棄しているように見えても,子ども自身,
受験に不安やプレッシャーを感じていないわけではありません。
むしろ,不安が膨らみすぎたせいで,何から手をつければいいかわからず,
結果的に勉強しないことは多々あります。
実際に私もそういう経験をしたので良く分かります。
特に浪人している時,絶望とプレッシャーで勉強が手につかなくなり
ひたすら布団に潜り込んでグダグダするだけの日があったりしました。
勉強を親身に教えてくれる人がいたので,なんとか気持ちを立て直して
大学受験を頑張りぬくことができましたが,後々知ったことですが,
両親には「あの時受験をやめるっていうんじゃないかと思っていた。」
と心配されていたことがわかりました。
ただ,当時は何も言わず私のしたいようにさせて,見守るということを
貫いた両親には本当に感謝しかありません。
個人的な話が長くなってしまいましたが,
プレッシャーに負けて勉強が手につかなくなっている場合は,
効果的な教材を使ったり,塾に通ったりして不合格への不安を減らすのが一番です。
受験に向けて,自分が目指す学校とそこで過ごす将来の自分が思い描けるようになり,
その実現に向けて達成すべき目標とやるべきことがはっきりすれば
自然と不安も消え,スムーズに勉強を進められるようになります。
7.日常生活でトラブルを抱えている
受験そのものに不安を感じているわけではないものの,
日常生活の別分野でトラブルを抱えていて,
大きなストレスになっている場合があります。
どのような悩みを抱えているのかによって,
適切に対応する必要がありますが,精神面で問題を抱えている場合は,
特に対応が複雑になりがちですので注意が必要です。
思春期ならではの問題もありますので,
子どもをきちんと観察して話し合い,適切にストレスを取り除いてあげましょう。
8.目標を見つけられずにいる
勉強を頑張る理由や進学する目的など,
目標がはっきりしなければ,モチベーションアップも難しいのが当然です。
大人に比べて社会や職業についての知識が乏しいこともあり,
「将来の夢」や「志望校」と言われても,ピンとこない子も多いです。
一度,子どもの知識や価値観,興味について知り,
将来について話し合うことで視野を広げれば,目標も見つけやすくなると思います。
以上,受験勉強をしない理由について,簡単にお話させていただきました。
自分やお子様がどれに当てはまるのか参考になれば幸いです。
次回は,受験勉強しない子に対する保護者の対応方法について
お話しようかと思っていますので,気になる方はぜひチェックしてくださいね✨
大依羅学習塾「彩芽」では,
できるまできっちり授業や自習にて勉強をサポートしています。
また,勉強のサポートだけでなく,
志望校の検討等も子どもと一緒に実施し,ひとりひとりの将来をサポートしています。
子どもの理解スピードに合わせた個別指導や,
自ら進んで勉強し,自分の未来を切り拓く力を養うことができるように
ひとりひとりとしっかり向き合うことにこだわっています。
そのため,生徒の人数は10人までと限定し,
すべて塾長が対応するサポートの充実した塾となっています。
もし何かお悩みがあればいつでもお気軽にご相談ください。
2023/10/06
勉強に適した温度
こんにちは☀
大阪市住吉区のあびこの駅から徒歩約10分。
阪南高校のお隣にある個別指導塾
大依羅学習塾「彩芽」です🏫
すっかり気温も下がっていよいよ冬に向かっているなという感じですね⛄
寒暖差が激しいので,体調を崩さないように気を付けていきましょうね。
さて,今回はそんな温度にまつわるお話。
これから寒くなると暖房をつけてぬくぬくしたいですよね。
でも,あまりにも温かいと眠くなったりして勉強に集中できない!💦
なんてこともあるかと思います。
定期テスト対策,受験対策で集中して効率よく勉強するためにも
部屋の環境を整えることは大切だったりします。
なので,今回は勉強するのに適した温度についてお話します✨
*****低めの温度が集中できる?*****
塾の部屋や自習室の室温は,低めに設定している所が多かったりします。
その理由は,脳が温度に左右されやすいため。
みなさんも経験があるかと思いますが,
あまりにも適温だったり暖かいと眠くなったりしませんか?
昼食後の窓際の席なんて,日の光が当たって暖かいと
最高のお昼寝ができる状態ですよね。授業中に眠るのはだめですが 笑
逆に寒すぎるのも体調を崩す原因などになるので,注意が必要です。
そのため,ちょっと寒いぐらいが勉強効率は上がります。
令和4年4月1日に施行された文部科学省の学校環境衛生基準では,
教室等の環境について温度は,
「18℃以上,28℃以下であることが望ましい」
とされています。
25℃よりも温度が高くなると,1℃上がるごとに2~3%ずつ,
効率が落ちる,なんてデータもあるようなので,
性別や年齢,体質によって,温度の感じ方には個人差があることから,
まずは18℃~25℃を基準に自分に合う室温を見つけてみましょう。
*****学習に適した湿度*****
温度と切っても切り離せないのが「湿度」です。
部屋の湿度調整も,勉強効率を上げるためには大切です。
温度と同様に,湿度も文部科学省の学校環境衛生基準で定められていて
教室などの一般的な湿度は,
「30%以上,80%以下であることが望ましい」
とされています。
湿度は,勉強効率だけでなく体調への影響もあるので注意する必要があります。
湿度は体感温度を左右するだけでなく,
湿度が高すぎると,汗が蒸発しにくくなるので,体内に熱がこもりやすく
特に夏場は,熱中症を引き起こす恐れがあります。
また,逆に湿度が低すぎて乾燥した状態だと乾燥による肌のかゆみなどの
トラブルや,ドライアイなどが発症する可能性もあります。
受験生の最大の敵であるインフルエンザや風邪などの
ウィルスの感染を防ぐためにも湿度は50%~60%ぐらいを保つことが必要です。
受験本番を万全の体調で迎えるためにも,
湿度が低くなりすぎないように心がけましょう。
*****温度と湿度の調整方法*****
ここからは温度と湿度を調整する方法を説明しますね。
①エアコン・加湿器
温度調整・湿度調整のいずれにも利用できるのがエアコンです。
特に夏場は冷房の代わりに「除湿」機能を使用することで,
部屋の温度と湿度の両方を一気に下げることができます。
私もこの夏,エアコンの除湿にかなり助けられました…。
やはりいくら温度を下げても湿度が高いとジメジメするので,
除湿ですっきりさせるのは本当におすすめです。
また,冬場に空気が乾燥してきたときは,
加湿器を利用するのがおすすめです。
卓上に設置できる小型タイプの加湿器や,
紙に含ませた水を蒸発させる気化タイプの加湿器も販売されていますので,
勉強部屋の大きさや机周りのスペースに合わせて,
使い勝手のいいサイズやタイプの加湿器を選ぶといいかと思います。
もし加湿器がなくても,濡らしたタオルを干したりするだけでも効果はあるので,
良ければ試してみて下さいね。
②換気
部屋の換気を行うことで,温度と湿度を調整するのもおすすめです。
二酸化炭素の濃度が高くなると集中力が続きにくくなると言われていますので,
空気を入れ替えて温度と湿度の調整と一緒に二酸化炭素の濃度も下げて
集中力をアップさせましょう。
また,換気はインフルエンザやコロナなどの感染症の予防にもなります。
冬場や窓を開けるの億劫になって,室内の空気がこもりがちですが,
体調を崩さないためにも,定期的な換気を行うようにしてくださいね。
換気を行う際は,「風の通り道」を作ることがポイントです。
2つ以上の窓,もしくは窓と部屋の扉を開けることで,
風の通り道を作ってあげると換気が効率よく行えます。
外の空気を取り込んで,効率よく勉強を進められる環境を作りましょう。
*****冬の勉強は足元の寒さ対策から*****
冬の勉強では,足元,下半身の寒さ対策が最も大切です。
足元が冷えていると,脳も含め身体全体の動きが鈍りますので,
勉強のやる気があまり出ず,覚えたことも頭に入りづらくて勉強が進まない…
ということになるかもしれません。
身体全体の冷えは,体調を崩す原因にもなりますので,
ホットカーペットや足元用のストーブ,毛布など
足元用の寒さ対策グッズを使って足元を温めましょう。
特に寒さが厳しくなる真冬の時期は
家の中でも衣服をしっかりと着込むことで勉強の効率をキープできます。
私の場合,末端冷え性のため,冬場は足が本当に冷たくなるので
高校生で受験生の時や,浪人生だった冬は,お家自体が隙間風で寒いのもあって
レッグウォーマーとルームソックス,上着としてはんてんも着込んで
かなりしっかりめに防寒対策していました。
ただし,防寒対策として注意が必要なのが「こたつ」です。
こたつは足元を温められますが,温めすぎると眠気を及ぼして
逆効果となるかもしれません。
温かくて最強なんですけど,勉強の敵でもあるこたつ。
使う場合は,あまり温度を上げすぎず,依存しすぎないのがおすすめです。
*****頭は温めるのではなく冷やす*****
最初にもお話したように,脳の働きは温度に左右されやすいです。
勉強を捗らせるためには足元をよく温める必要がありますが,
頭(上半身)は,温めすぎると逆効果になります。
思考力が鈍り,眠気も生じてくるので,
適度に冷やして脳を活性化し,思考力・集中力をアップさせましょう。
適度に冷やすための室温調整として,
勉強する環境は18℃前後がベストと言われていたりします。
しかし,これは寒い!!と感じる温度なので,
冬場の室温は,人によっては寒いと感じるかもしれない21,22℃あたりが良さそう
かなと思っています。
また,夏場においては,サウナのような暑い部屋で勉強するのは効率が悪く,
冷蔵庫のように冷やしてしまうと勉強どころではありませんので,
感覚的には25℃前後が目安かと思います。
季節に合わせて勉強時の室内環境を整えてみて下さいね。
以上,勉強に適した温度についてお話させていただきました。
少しでも参考になれば嬉しいです😊
これからどんどん気温が下がって寒くなるので,
部屋を暖かくする必要がありますが,
必要以上に温かくすると勉強の効率が悪くなりますので気を付けましょう。
基本的に塾の部屋の温度は少し低めに設定していますので,
寒いと感じる人は,上着などで調整するか塾長に相談してくださいね。
他に何か気になることがあれば,いつでもお気軽にご相談下さい。
2023/09/29
勉強する意味
こんにちは☀
大阪市住吉区のあびこの駅から徒歩約10分。
阪南高校のお隣にある個別指導塾
大依羅学習塾「彩芽」です🏫
まだ日中は暑さが残りますが,
すっかり秋らしい気温になってきましたね。
日が落ちる時間も早くなってきて
とうとう夏が終わったんだなぁとこの頃しみじみ感じています。
さて,文化祭や運動会も終わっていよいよ定期テストですね。
気持ち切り替えて勉強に取り組めていますか?
なんで勉強しなきゃダメなんだ!!って思ったりしていませんか?
私自身もそう思ったことがある一人です。
私の場合は,歴史関係の勉強に対して強くそう感じて,
「なぜ徳川家の名前を全部順番に覚えなきゃいけないんだ…
ただでさえ人の名前を覚えるのが少し苦手なのに…」
とすごく暗記が嫌だったのを覚えています(笑)
実際に大切なのは,名前を覚えることではないということが大人になって分かり,
歴史の勉強も大切と実感するんですが,学生時代ではそれがわからず
ひたすらテストの為だけに覚えるしかなかったんですよね。
実際になぜ勉強するのか,また,大人の人たちが「勉強しなさい」というのは
なぜなのか。今日はそんなお話をしたいと思います💡
*****勉強をする意味*****
まずは勉強する意味をお話していきます。
私の個人的な意見も交えて話していきますので,
あくまで1つの意見として参考にして下さいね。
勉強する意味は主に6つあります。
1.人の役に立つため
2.自由に発想するため
3.将来役立つスキルを習得するため
4.人生を豊かにするため
5.自信をつけるため
6.職業の幅を広げたり,やりたい仕事を手に入れるため
詳しくは次から話していきますね。
1.人の役に立つため
生きていくためにお金を稼ぐ必要がありますが,
仕事をしてお金をもらえるのはなぜでしょうか。
働いたんだから当然と言われればそれまでですが,
今一度その理由をきちんと考えてみましょう。
例えば,食べ物や服など,自分で作れるならお金なんて払わなくていいです。
極端な話ですが,全て自給自足で賄えるのであればお金なんていりません。
でも,実際は食物を育てる時間であったり,作る技術がないため,
農家の人や服を作る人が,自分たちの代わりに実施してくれているんですよね。
つまり,人の役に立ったり誰かの助けになったお礼としてお金を貰えるわけです。
音楽やマンガなども心の支えになったり,救われたり,面白いから必要とされて
いるんですよね。
なので,自分が何に向いているのか,何が好きなのかを知って
どうやって人の役に立つのかを考えるためには,
まずは色んなことを幅広く勉強することが必要です。
学習を通じて獲得した知識は,
無意識のうちに生活の質を向上させるために活用できる「知恵」となります。
色々なことを知っておくことは決して無駄ではないので,
ぜひ様々な知識を手に入れておいて下さい。
2.自由に発想するため
何か問題や課題が発生した時に解決策を思いつくためには,
様々な知識を習得していることが大切です。
例えば,過去について勉強すると,
今の価値観がどのように作られたかを理解できるので,それを理解した上で,
新しい問題点を発見したり,新しいアイデアを生み出すことができたりします。
また,新たな知識を学び,それを体系的に理解すると,
物事の見方や考え方が豊かになるので,それによって
人とは違った視点で物事をとらえて解決策を思いつくことが可能になります。
3.将来役に立つスキルを習得するため
当然ですが,仕事内容によっては専門的な知識・スキルが必要です。
ただ,それだけでなく,
国語の勉強は正しい日本語を学ぶことができます。
正しく主語・述語や敬語を使い,相手に誤解を与えない丁寧な文章を作ることで
仕事のやり取りをスムーズに行うことができたりします。
また,英語を勉強していればTOEICを受験することで就職活動にも役立ちますね。
4.人生を豊かにするため
「職業に役立たない勉強は必要ない」という意見がある一方で,
勉強は人生を豊かにするという考えもあります。
知らなかったことを理解し,できなかったものができるようになることは,
必ず人生にプラスに働きます。無駄な勉強はありません。
人生をより楽しむための「自分への投資」として勉強を考えてみて下さいね。
また,勉強が興味を広げることに繋がる点も大切です。
例えば,ある小説を読んだことで,そこに出てくる地域や時代背景に興味を持ち,
それがきっかけで歴史や地理,異文化を学ぶために大学に進む
という進路が決まるかもしれません。
新たな興味や好奇心は,人生をより豊かで楽しいものにしてくれます。
5.自信をつける
勉強は単に知識を蓄えるだけでなく,
未知の課題を解き明かすことで成長の機会を得る行為です。
成績アップの達成感や,勉強を通じて何かを獲得することで,
自分に自信を持つということができるようになります。
6.職業の幅を広げたり,やりたい仕事を手に入れるため
なりたい職業があるのに,
勉強ができないという理由で諦めてしまうのは非常に惜しいですよね。
努力して伸びない人はいないので,
自分が追い求める職業を自ら掴む努力は非常に大切です。
勉強は難しいものではありますが,
努力一つで結果として表れてくれるものでもあるので,
ぜひ努力を惜しまずに戦ってください。
勉強することで将来の選択は増えます。
勉強をして成績が良くなれば,希望する難関校に通うことが夢ではなくなり,
有名な学校を無事に卒業することができれば,
大企業に就職することもできるかもしれません。
また,勉強する習慣が身についていれば,
大人になってから必要になった資格を取得するための勉強も抵抗がないので,
難しい資格を取得することも可能です。
勉強することで,「こんな大人になりたい」「こんな自分になりたい」
という夢を叶えることができるようになります。
*****勉強しても意味がない?*****
「勉強しても意味がない」
そう思ったりしたことや,そう言っているのを聞いたことはあるかと思います。
実際,学校で学ぶ勉強の大半は,社会人になって使うのか?と言われると,
専門的な部分では必要ですが,日常生活を送るだけでは必要ないものも多いです。
しかし,この「勉強しても意味がない」という考え方は,学ぶことの価値を
使えるか使えないかに絞り込んで考えてしまっているという点が問題です。
知識とは道具ではなく,視野を広げるためのものです。
数学を学ぶことで論理的思考力を鍛え,
英語を学ぶことで世界とのコミュニケーションの幅を広げることができます。
それぞれの学びが視野を広げ,多角的な視点を持つことを可能にします。
そしてそれらが自分が納得いく人生を送るための助けとなります。
最終的に何を選択して進むのかを決めるのは自分自身です。
後悔を少なくして,納得のいく選択をするためには,
様々な知識を持っておくのがおすすめですよ。
*****大人になっても勉強は続く*****
たとえYoutuberになっても,動画撮影・編集だけでなく,
撮影内容が問題ないか,ルールや法律を知っておく必要があります。
どうすれば再生数を増やしてお金を稼げるのかを勉強しなければなりません。
また,会社員や公務員になっても仕事の業務内容を覚えたり,
会社のルールを記憶するという勉強が発生します。
しかもその勉強は,大人になってからだと独学で頑張るか,
誰かに丁寧に教えてもらう環境を自分で作らなければなりません。
結局大人になっても勉強しなきゃいけないじゃん!!
だったらもっと早くしっかり勉強しておけば良かった。。。
と後悔したり,勉強して損はないと大人になって実感するからこそ
私を含め,大人の人は将来生きていくのに困らないように
「勉強した方がいいよ」と言うんですよね。
家族の会話の一つとして,なぜ勉強しなきゃいけないのか,というのを
保護者の方は大人になってからの失敗談も混ぜて話すと良いかもしれませんね。
大人になった時に後悔しないよう,中学生,高校生の時に
今の学校の勉強や受験対策を有意義なものへ変えられるのは今の自分だけです。
ぜひ志望校合格へ向けた勉強を実践して,
大人になっても活かせる力を身につけておきましょう。
以上が勉強する意味となりますが,いかがでしたか?
少しでも勉強する意味が伝われば嬉しいです😊
自分の人生は自分で決めるものなので,
将来を考えた時,おとなになった時,受験が終わった時など,
その時に後悔しない選択ができていればそれで良いと思います。
もし,今なりたいものが無くても,将来それが見つかった時に
勉強しておけばよかった…,と後悔しないように
今の自分がどう行動しておくのが良いかしっかり考えてみて下さいね。
他にも何かわからない事,不安なことなどがあれば
いつでもお気軽にご相談下さい✨
2023/09/15
「わかる」を「できる」に
こんにちは☀
大阪市住吉区のあびこの駅から徒歩約10分。
阪南高校のお隣にある個別指導塾
大依羅学習塾「彩芽」です🏫
文化祭シーズンですね✨
先週はお隣の阪南高校が文化祭だったようで
賑やかな声が聞こえて,いいなーとうらやましくなりました。
コロナが落ち着いて,一般の人も呼べる文化祭が復活してきて
本当に良かったですね😊
さて,本日は成績を上げるために必要なことを簡単にまとめたので
そのお話をしていきたいと思います。
楽しいイベントが終わると,次に待っているのは定期テストです。
勉強しているけど,成績が上がらない。。。
どうすれば成績が上がるの?と悩んでいる人もいるかと思います。
そんな人に少しでも役に立てば嬉しいです✨
楽しいイベントが終わったら気持ちを切り替えて頑張っていきましょうね。
*****勉強は「理解」して「実践」して「できる」までやる*****
勉強ができてテストの成績がアップするには
主に3つの段階をクリアする必要があります。
それを一つずつ説明しますね。
①理解する
成績をアップするためにまず絶対に必要なのは,「理解」することです。
理解すると言っても色々あります。
テストで点数を取るためには,私は以下の2点が必要だと思っています。
・公式や問題など書いていることを理解する。
・問題の解き方を理解する。
この「理解する」方法に関しては,様々な手段があります。
例えば,学校の授業や塾,YouTubeなどの解説動画,教科書,参考書などです。
理解しやすいのであれば,手段はどれでも問題ありません。
自分に合った方法で,まずは理解ができれば第一段階クリアです。
②実践する
私がこれまで勉強を教えてきた生徒には,第一段階の「理解する」で
終わって満足してしまい,いざテストになると成績が上がらない…
と悩む子が多いです。
解答・解説を見て「なるほど💡」と納得(理解)できたことで,
勉強したから大丈夫だと安心してしまうんですね。
この理解の段階で勉強をSTOPしてしまうと,テストの時に
あれ?勉強したはずなのに…となったり,
少し問題を変更されただけで解けなくなったりします。
なので,「理解」したと感じたら,「実践」する作業がとても大切です。
大依羅学習塾「彩芽」の授業では,この実践の時間を多くとることで,
理解だけでとどまらず,自分の力で問題を解き切る力を養ってもらっています。
解答解説に頼らず自力で問題を最初から最後まで解き切る,
これができて初めてテストの成績が上がる段階に入っていきます。
③できるまでやる
「理解」と「実践」を繰り返すことで「できる」ようになります。
ここまでくると基礎問題は問題なく,
定期テストも平均点は確実に取れるようになってくると思います。
ただ,定期テストが最終ゴールかというと,そうではないですよね。
できるようになってからも演習問題を解いて,
入試問題に挑戦し,受験に合格できるレベルまで
「できる」を積み重ねていく必要があります。
受験に合格するためには,実践してできるものを増やすことがとても重要ですが,
その基盤となる「理解する」がしっかりとできていることが前提になります。
ただ問題をがむしゃらに解けばいいわけではないので,
この「理解」して「実践」して「できる」の三段階を意識してくださいね。
そうすれば少しずつでも確実に成績があがっていくと思いますので,
諦めずに頑張っていきましょう。
以上,成績を上げるためのポイントを簡単にお話しました。
理解する,で止まっている人は,ぜひ解答解説なしで
全部自力で解けるまで練習をして下さいね。
大依羅学習塾「彩芽」では,
できるまできっちり授業や自習にて一人ひとりの理解力に合わせてサポートします。
ひとりひとりにあった勉強方法やカリキュラムを検討・実践する
個別指導にとてもこだわっているので,
もし何か勉強でお悩みがあればいつでもお気軽にご相談ください。